今日まで試験&発表ラッシュでした。ようやくひと段落。

文学を研究してる先生はよく「作品の主題は作家の主題ではない」とおっしゃいます。つまり、「作品の言いたいこと」と「作家の言いたいこと」は違うこともあるし、違って当然だと。その根拠は、「作品の主題が作者の主題なら、文学研究に意味がなくなる」からだと言うのですが、これはどうもおかしくないですか?文学研究に意味があるとかないとかの議論以前に読み物は成立しているはずだし、そこに主題やなにやらを見出そうとするのが文学研究なはず。それなら文学研究に意味があるとかないとかは、主題がどこにあるのかの根拠には使えないのではないでしょうか。

かといって作者の主題が作品の主題だ、なんて言うつもりはないのですが、それが違うならなぜ違うのかもっと納得できる根拠をあげて教えてほしいと思います。

風呂で去年私の書いた詩を友人が「これはこうした方が広がりがある」とか教授してくれてたことを思い出して、やはり作者と読者の間には隔たりがあるなぁということを考えてこんなことを思いついたのでした。

さて、木曜もまた発表があります。レジュメ作らないと。

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