2002年12月16日
今日は夜の10時から塾の研修だった。
それに自転車で行く途中、突然激しい夕立が降り出した。
当然傘は持っていない。
一旦は軒の下に隠れて雨宿りを試みるものの、遅刻するわけにもいかないので意を決して雨の中へ。
すると今度は妙な振動が。ハンドルを取られる。どうやら後輪がパンクしたらしい。
まともに運転できそうもないので、自転車を降りる。
遅刻確定なので塾に一報を入れて、長い道のりを、重い電動アシスト機付き自転車を押して歩く。
ずぶ濡れのズボンと、コートと、靴と、髪の毛と。ズボンが太ももに張り付いて気持ち悪い。なんだか、妙に惨めな気分になってしまった。

そこでふと目に留まったものが、バス停の脇にひっそりと挿してあった傘だった。それはまさにベンチと塀との間に挿すように置いてあった。持ち上げてみると、その傘は火ばさみで挟まれていた。
−まるで何か過去のしがらみを表象するように−
その火バサミを取りのけて、ワンプッシュのボタンを押しながら無理やりに傘を開いてみる。まだ使えそうだ。

しばらくして、周りを見てみると誰も傘を差していない。雨が止んだようだ。私も傘を閉じようとするが、閉じない。支柱が曲がってしまっている。
−こうやって私の支えになってくれたものたちはみんな形を変えて元には戻らなくなってしまう−
私はもう用が無くなったその傘を、開いたまま道端に放り投げる。

また雨脚が強くなってきた。
−私の目はもう次の傘を探していた−


で、これから復習テスト作り。その後はチャイ語予習。明日は朝から行って情報処理の課題。パンク修理。朝自転車屋が開いてりゃいいけど。はぁ…。

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